【レビュー】 ThinkPad A285 ファーストインプレッション

投稿者: | 2018年12月20日

はじめに

これを読んでる方はA275が出た頃から待ち焦がれていたであろう、リアルモバイルRyzen ThinkPadことA285が9月に発売されました。

私(@nnm_t)もLTE構成が選べるようになって最初の週末セールで、速攻でヨドバシで発注かけてきました。紆余曲折あって2ヶ月近く待ちましたが、なんとか年内に着荷した所です。

これまでは伝説のパコパコパッドことX240を改造しつつ使い倒していましたが、WPFやUnityを触りだすようになって特にGPU性能が辛くなり、A275発売の時点で買い替えを決意。A285購入後、X240は引き取って貰うことになりました。

A275についてはみぞらぴ氏のレビューが詳しいのでそちらを参照されたし。

まずはセットアップを済ませたりベンチマークを済ませたり、といった段階でのレビューです。実使用の印象は年末年始に持ち出して体感してから書きます。

ここからは写真多いですよ? 心して続きを読んで下さいな。

構成

2度書くのもしんどいので注文記事も併せて読んで下さい。ほぼ全部入りです。

  • モデル: ThinkPad A285 パフォーマンス (Pro OS選択可能) 20MWCTO1WW
  • APU: AMD Ryzen 7 PRO 2700U 2.2GHz (4コア8スレッド)
    • GPU: Radeon Vega 10 (APU統合)
  • メモリ: DDR4-2400 SDRAM 16GB
  • SSD: M.2 NVMe 128GB
  • OS: Windows 10 Pro x64
  • ディスプレイ: 1920×1080 IPS液晶 非タッチ
  • WWAN: 搭載
  • キーボード: 日本語キーボード バックライト付
  • カメラ: IRカメラ
  • スマートカードリーダ: 搭載
  • ACアダプタ: 65W
  • 保証: 3年引き取り修理 + HDD返却不要サービス

交換用SSDとしてSAMSUNG 960 EVO 500GBを調達しています。黒WD欲しかったけどPayPay祭りで切れてた。

ハードウェア (外部)

Thinkの文字がバラバラになった元箱。X260の頃からこれだったようです。着荷時はこれに外箱で覆われた状態で来ます。

外観

全体。12.5インチなのでほぼA4サイズです。

80番台で筐体のモデルチェンジとなり、薄型化と軽量化が図られました。

いつものロゴ。今年の80番台から黒の色味が変わったようで、元の30番台以前の色に近づいています。

RYZEN PROのステッカー。7/5/3の文字は入らないようです。

ポート類

左側面。左からUSB 3.1 Gen2 Type-C、USB 3.1 Gen2 Type-C + LANアダプタ、USB 3.1 Gen1 Type-A、HDMI 2.0、ヘッドホンジャック。ドックは左の3ポートを使って接続します。残念ながらThunderbolt 3は非対応。

給電はUSB Type-Cポート経由に変更されています。どのポートでも充電が可能です。

ちなみにUSB Type-C + LANアダプタのポートは物理的な意味で同時利用不可。コネクタの大きさから隣合わせで挿入できず、有線LANを併用しながらType-Cを2ポート使うにはドックが要ります(充電+Type-Cならマルチ変換アダプタという手も)。

専用の映像出力端子はHDMIポートのみですが、USB Type-CポートからもDisplayPort Alternate Modeで映像出力を引き出せます。プロジェクタと接続する機会が多い方はアナログRGB端子への変換アダプタ必携です。

右側面。左からスマートカードリーダ、USB 3.1 Gen1 Type-A、ケンジントンロック。

裏面。Micro SD + Nano SIMスロットはピンを入れるとトレイが出てきます。このMicro SDは使い道が悩ましい…LinuxのVHD置くのに使おうかな?

ちなみにトレイは金属製に変更されています。X240で抜き差し繰り返したら消耗したのでこれは地味に良い変更点。

底面。排気口が従来より更に減っています。「筐体を新規設計」ってアナウンス、あくまでモデルチェンジであってXと共通なのは変わらないのでは? と思ったり。

ボトムカバーは底面だけ覆うように変更され、開けやすくなっています。ビス5本外してヒンジあたりからこじ開けたらペリペリ剥がせます。X240~270のように、何箇所もこじって筐体傷つける心配はないです。

キーボード

30番台以降で定番のFnキーが左下の6列配列です。気になる人は設定でCtrlキーと入れ替えましょう。Windows上から設定できるようになりました。

ちなみにFnLockを入れてもEnd/Insertが入れ替わらないように変更されていました。もうキー入れ替えなくても大丈夫。

X240では付けなかったのでバックライトは初めて。部屋暗くしないと写真のようには光って見えないです。

トラックポイント

さらに背が低くなり、スーパーロープロファイルのキャップを使用するようになりました。クリックボタンも続投。

指紋認証・IRカメラ・スマートカードリーダ

付けてもあまり高くならなかったので付けました。指紋認証は70番台で変更された指のスライドが不要なタイプです。

IRカメラはUnityから扱えないかな? なんて思ったり。

ACアダプタ

USB PD給電に変わりました! ACアダプタのコネクタもType-Cに変更されています。

45W/65Wの2種類が選べますが65Wを選択。速く充電できる…はず。

ハードウェア (内部)

外から見えるパーツのことばかり書いても埒が明かないので、そろそろ内部についても触れます。

APU

AMDのGPU内蔵CPUなのでAPUですね。

Ryzen 7 2700Uは4コア8スレッド、ベース2.2GHz、ブースト3.8GHz、GPUとしてRadeon Vega 10 (640SP)を内蔵したAPUです。

必ずしもAPUの本来の設計思想とは合致しないのですが、この機種に興味のある方はおおよそ強力な内蔵GPUに期待していると思います。RyzenでIPCも大幅に向上してCPUも酷使する処理に投入できる…なんて考えがちです。

これはImpressのA485レビューを始め各所で散々書かれた内容なので見飽きた方もいると思いますが、メインメモリをVRAMとして借用する内蔵GPUの性能はメモリの転送速度がモロに直結してきます。シングルチャンネル構成では転送速度の遅さ故にGPUの性能を引き出せず、デュアルチャンネル構成でのIntel UHD Graphicsの性能を下回る…なんてこともあります。実際、期待の多かったIdeapad 720Sはメモリがシングルチャンネルで思ったほど性能が出なかったそうです。

メモリについては後述しますが、以上よりGPU性能を最優先する場合はRyzen 7 PRO 2700U + メモリ16GBの構成一択になってきます。Ryzen 5 PRO 2500Uでも512SPなのでそこそこの性能が出ると思いますが。

ベンチマークは記事の後半で。

メモリ

X280、A285ともどもメモリはソルダリングされ、交換できない仕様になりました。

16GBではデュアルチャンネル接続となります。Vegaの性能を引き出すことが可能です (8GB以下の構成は報告が確認できてないので不明)。

SSD

X280、A285とも内蔵2.5インチベイが廃止され、M.2 SSD専用機になりました。

交換前提で128GBを選んでいます。先人が「NVMe 128GBで頼んだら実機がSATA接続だった」という報告をしていたのが気になっていたところ…注文時点ではNVMeと表記されていたはずが、私の実機も調査したらSATA接続でした。

こちらが注文控え。

別途NVMe SSDを買っており、速攻で交換してしまったので早期の対応は求めていないのですが、事が不可解なのでLenovoに問い合わせています。エントリの執筆時点ではLenovoのサポートは既に注文時の構成と実機の構成が異なることを認めており、製品担当へ話を上げて経緯を含め対応待ちの状態です

(追記) 年末に返答来ました。やはりスペックの表記ミスらしく、直販サイトはすでに修正されています。個別の対応は受けられたので、気になる方は相談してみて下さい。

なお、WWANを積まない構成であればM.2 2242スロットが1本空くので、自分で搭載すればSSD 2台構成も可能と考えられます。

LAN

A275でもそうでしたが、残念ながら有線も無線もみんな大好きことRealtekです。Intelプラットフォームと異なり有線LANは論理層から積まないといけないので無理もないのですが、有線/無線ともIntel NICが恋しいです。

無線LANモジュールは8828BEが載っています。安定性は…今の所は実用の範囲内です。QNAP TurboNASから大量のデータを抜いたら時折ポツポツ切れてましたが。

無線LANモジュールの交換も視野に入れていますが、ThinkPad歴の長い方なら周知の通り、ThinkPadは使える無線LANモジュールがUEFIのホワイトリストに書き込まれており、純正品以外は使用できません。さあどうしよう。

FRUを調べると1種類だけIntel Dual Band Wireless-AC 9260が掲載されています。元々はX1 Carbon 2018用のようですが、ホワイトリストで許可されている可能性があります。続報を待ってみましょう

(追記) 01AX769へ換装された方など何人か報告が上がっており、動作するようです。こちらの個体も遅かれ早かれ入れ替えてみます。

WWAN

元々Ryzenモデルにビジネスモバイルが少ないこともあり、WWANモジュールを搭載できるRyzenモデルとして非常に貴重です。他を当たってもA485くらいでは?

Fibocom L850-GLが積まれており、LTEに対応しています。X240を改造して積んだEricsson N5321gwと同様に、M.2 2242ですが内部的にはUSB接続です。

WWANはA285発売当初は選択できず、1ヶ月程度経って選べるようになりましたが、その数日後にしばらく選べなくなったようです。どうやらWWANモジュールの生産タイミングだか不具合だかに当たったらしく、この間のタイミングで注文した私のA285は納期未定となりました。事の顛末は購入エントリに書いており、代替機種やキャンセルも勧められましたが結局生産まで2ヶ月待ちました。

バッテリ

X270/A275までは内蔵のフロントバッテリと脱着式のリアバッテリに分割されており、電源を入れたままバッテリ交換が可能なのが特徴的でしたが、X280/A285では薄型・軽量化のため内蔵バッテリのみに変更されました。T480/A485ではこの機構は続投だったので惜しい。

液晶

X240からずっと設定のある1920×1080 IPS液晶を選択。非タッチです。

最近は12~13インチで1920×1080も珍しくなくなりました。

ほとんどのThinkPadは最近流行りの狭額縁ではないです。強度を確保する必要があるのと、WWAN搭載のためにアンテナが多くなるのでやむなしか。

分解

記事の順番が前後しますが、購入翌日にSSD交換のため早速ボトムケースを外して下半身をバラしました。

X240以降では内蔵バッテリがあるため、分解前にはUEFIを起動して内蔵バッテリからの給電を止める儀式が必要です。

御開帳。前述の通り、ビスを5本外してヒンジあたりからマイナスドライバーでボトムケースを1箇所こじると、手で簡単に取り外せます。レイアウトはX280とほとんど変わらないようです。

観察

Ryzenはこの下。

ピンぼけで大変申し訳ないが、WLANとWWANモジュールは右上に鎮座。

ヒンジはこんな構造してます。

SSD交換

SSDはM.2 2280スロットに鎮座。ビスを外して手で持ち上げても動かず、基板を傷つけないよう注意しながらマイナスドライバーでこじると…

SSDを取り去ると熱伝導シートが貼ってありました。

工事完了(取り付けた後の写真撮り忘れた)。

実働チェック

火入れ。

爆音で流れる「こんにちは。コルタナと申します。」の洗礼を浴びて一度目のセットアップ。まずはUSBメモリ(要32GB以上)にリカバリ領域をコピーして、前述のSSDを交換します。

SSD交換後、USBメモリからWindowsを再インストール。「こんにちは。コルタナと(略

インストール完了後はいつも通りタッチパッドの無効化を行い、Lenovo VantageからドライバとUEFIを更新します。ドライバが煮詰まるまでは頻度高めにチェックした方が良さそう。

ちなみにプリインストールのWindows 10のバージョンは1803。1809じゃないの? と思いつつすぐアップデート。発売時は1809出てなかったので無理もないですが。

レスポンスなど

まだ環境構築程度しか触れていないのですが、時々もっさりする動作に当たります。CPU-Zで調べてみると時折大幅なクロック低下が発生しているようで、負荷中に0.5~1GHzまで下がることもあります。とはいえコア数が増えたこともあってX240と比べるとかなり快適ですね。

とりあえず手持ちのETS2もインストールしましたが、結構前のゲームということもあって1920×1080でそこそこ設定を上げても遊べます。流石に高設定ではフレームが落ちるので、そこから若干設定を下げるとちょうど良い具合。

キーボード・トラックポイント

個体差かどうか不明ですが、キーはストロークが気持ち深くなり、X240よりクリック感が強くなっています。このエントリもこのキーボードで書いていますが、結構快適です。

トラックポイントも薄型になりましたが、感度は逆に改善されたように感じています。これも個体差?

指紋認証・IRカメラ

Windows Helloで特に問題なく使えています。

IRカメラは動作時にカメラ左右脇のLEDが赤く光ります。初見では面食らう。

ベンチマーク

結論から先に書くと、確かにGPU性能は高く、テストによってはX280の2倍近いスコアを叩き出しています。スペック上はMX150と互角…なんて言われたりもしましたが、GeForceへの最適化が進んでるものも多く、実際はそんなことないです。さらに、現時点では構成の近いA485のベンチ結果との差が結構あり、まだドライバが煮詰まっておらず性能を出し切れないようです。今後の更新で改善を期待。

一方でCPU性能はRyzen 7 PRO 2700UでもCore i7-8550Uの8~9割程度に留まります。特にシングルスレッド性能をがっつり測られるPCMarkでは振るいません。

Impressの記事に姉妹機のX280A485のベンチ結果が載っています。比較してみて下さい。

CINEBENCH R15

テスト スコア
OpenGL 38.99 fps
CPU (マルチスレッド) 541 cb

PCMark 10

バージョンはv5.10.676.0。

テスト スコア
Essentials 6,131
App Start-up 5,860
Video Conferencing 6,842
Web Browsing 5,748
Productivity 4,209
Spreadsheets 5,286
Writing 3,352
Digital Content Creation 2,495
Photo Editing 3,143
Rendering and Visualization 2,543
Video Editing 1,944

3DMark

バージョンはv26.6238。初物故にGPUのドライバをきちんと認識できていないのかValidation Warningが出ていました。

テスト スコア
Night Raid 6,722
Time Spy 614
Fire Strike 2,206
Sky Diver 7,434
Cloud Gate 9,906
Ice Storm 49,218

FF14ベンチ

解像度 品質 スコア
1920×1080 標準品質(ノートPC) 2,891
1280×720 高品質(ノートPC) 4,052
1280×720 標準品質(ノートPC) 5,602

CrystalDiskMark

SSDを960 EVOに交換後に測定…ってあれ? シーケンシャルリードで3GB/s出てる。

A485のレビューでは、M.2スロットはPCI Express x2接続と解説されていましたが、A285のM.2スロットはPCI Express x4接続のようです。

発熱

A275でも悩まされた発熱問題ですが、この機種もがっつりAPUが発熱します。CPUもそうですが、ゲームでGPUを酷使した時には輪をかけて筐体右側がホッカイロと化します暖房要らず。冷却ファンもブンブン回ります。

あまりに発熱するので、サーマルスロットリングが働いてクロック低下を起こしているのでは? なんて思ってたり。このじゃじゃ馬を乗り回してこそAMDer、なんて言いたいですが、放熱が追いついていないのは悪く言うと設計ミスなんですよね。

ちなみにWWANを使い込んでいるとこっちも発熱します。APUと比べたら随分おとなしいものですが。

また後でCPU温度も測ってみます。

バッテリ持続時間

ちゃんと持ち出してないのであまり書けないのですが。

出先でWWANを付けっぱなしにしてこのエントリを書いていますが、1時間で30%程度食ってる状態です。ただでさえAMD機で電気食いな所にWWANがモリモリ消費しているようです。

WWAN

日本国内に設定が無いX240でモジュールを取り寄せて改造した身ですが、やっぱり便利ですよ、これ。モバイルWi-Fiルータやテザリング不要で、単体でタスクバーからONにしたらすぐ使えます。スマートです。

X240時代からずっとIIJmio利用ですが、自宅で速度を測ったらこんな程度。後日、新幹線車内でも測ってみます。

重量感

1kg切りの超軽量モバイルノートが増えた今となっては1.1kgは別段軽くないです。ThinkPadは伝統的に多少重量が増してでも丈夫に作る設計思想のため、この程度の重量となっています。それでも従来比で300g軽くなったのは大きく、X200sに4セルバッテリ積んだ時 (約1.1kg) に近い感覚です。

この軽量化のせいか、X240で妙に感じた詰まってる感はA285ではあまりないです。

ただしAMD機でバッテリ持続時間が短くなり、PDモバイルバッテリを持ち歩くとなると、トータルの重量はX240~X270にリア6セルバッテリ積んだ時とあまり変わらない気がしないでもないような…。

USB Type-C充電

80番台の多くの機種でUSB PD充電がサポートされるようになりました。Lenovo Vantageで給電状況の確認が出来るので、手持ちの充電器で試してみました。すべて稼働時での給電状況です。電源オフ時は挙動が変わる可能性があります。

A285も他のThinkPadと同様、給電能力が不足していると給電そのものを受け付けない仕様です。まだLenovoに問い合わせていない私が言うのも何なのですが、対応する充電器を探すのも一苦労なのでUSB PD充電に対応するデバイスはPDOの仕様を公開してほしいものです。

純正ACアダプタ (65W)

カスタムで選べる純正品なので当然充電できます。

ハイエンド機ではより大容量の充電器を要求されるので、そういう機種と充電器を使い回す場合はご注意あれ。

Anker PowerPort+ 5 USB PDポート (30W)

はんぺん氏のレビューにて規格適合が確認されている30W対応 (全ポートで60W) のPD充電器です。45Wを要求するX1 Carbon 2017では充電できないとのことですが、A285では充電できました。PD充電器探しがまだ楽ですね。

Anker PowerPort+ 5 USB Type-Aポート (7.5W)

USB BC給電 (のはず)ですが、流石に電力が少なすぎて蹴られます。挿入時に一瞬動作モードが変わりますが、充電扱いになりません。

18Wなど、出力の小さいPD充電器は手持ちが無いので未確認。

(追記) 問い合わせた

純正品以外での充電は保証外というお約束の回答でした。PDOも一切教えてもらえず。

メーカーとしての立場では純正品以外は動作を保証できないというのはもっともですが、それじゃ充電端子変えた意味薄くないですかね。USB PDという共通規格である以上はPDOが分かれば…みたいな。

18Wとか27Wあたりで動くかは自分で調べてみたいものです。

総評

先代との並び。今までありがとうX240 (右)。

Ryzen MobileというAPUの宿命なのかもしれませんが、A285はLenovoとしての設計コンセプトと積極的に欲しいユーザの要求が食い違っている、という点を感じずにはいられない機種です。LenovoとしてはAPUを用いた廉価版ThinkPadとしての位置付けが強いですが、早くから飛びついているユーザはことごとく高スペック構成で注文していますからね。

CPU性能が大幅に改善されたRyzen APUですが、発熱激しいわ、まだドライバも煮詰まっていないわ、NICが貧弱だわ、でまだまだ癖の強いのがAMD機です。値段が安いとか、ゲームが出来るとかの理由で深く考えずに買ってしまうと確実に痛い目に遭います。AMDと心中する覚悟でチューニングするのが難しいのなら、X280とかMSIのPS42あたりを買う方が満足度は高くなりますね。

と、色々書きましたが越谷レイクタウン状態であまり代わり映えしないIntel機と比べると目新しく弄りがいがある機種であり、なおかつ12インチ以下のビジネスモバイルかつWWAN搭載のRyzen機としてA285は唯一無二の存在です。購入するならあなたのThinkPad愛、AMD愛を全力でぶつけて使い倒しましょう。

えっ、私の主な使用目的ですか? Unity入れてゲーム開発に使います。小さくて軽いので出先でデモしたりとか企んでいます。